〜画材と技術との出会い〜1月アートルーム:「書(書き初め)」
2010年に入ってから最初のアートルーム、
大きな和紙が広げられてなんだか緊張した雰囲気の中スタートです!
でも、肝心の先生がまだ到着していません。
奥から出てきたのは本日の先生、「東雲斎楽々」先生です。
あれ?いつものだれかに似ているような…。
威厳たっぷりの楽々先生の指導のもと、早速書き初めを始めます。
と、その前にお勉強。いつも使っている漢字が何故その形をしているのか
アニメーションを使って学びます。これは「日」の字の成り立ちを勉強しているところ。
さて、漢字について詳しくなったところで、いよいよ書き初めです。
このチームのお題は「雨」。勢い良く和紙に水をつけた筆を走らせます。
こちらのチームは「月」。線の太さも、形も大きさもメンバーの個性が光ります。
ゆっくり、丁寧に…。
次の先生からの課題は、漢字を書き上げたらその文字が意味する絵を筆で描く事。
さて、どんな絵ができあがるのでしょうか。
そんなのお手の物!といった具合にものすごいスピードで和紙が線で埋まっていきます。
漢字と絵が並ぶとそういった文字のよう。
先生からの課題はどんどん難しくなっていきます。
これは先生が用意したクジを引いているの図。何が出るのかな…。
棒付タワシです!
そうです。クジを引いて出たイラストの道具で書き上げます。
棒付タワシのほかにもハケやブラシ、もちろんアタリの筆も入っています。
道具が変わっても何のその、その書き心地を楽しみながらどんどんと線を走らせます。
ここで、先生のデモンストレーション、ハケで自分の名前を大きく書き上げていきます。
その大きなアクションにメンバーたちも釘付けです。
注ぎはメンバーたちの番。
じゃんけんで勝った人は先生のように和紙に大きく名前を書く権利が得られます。
こんな大きな和紙に文字を書く機会なんてめったにない!
じゃんけん…、ホイ!どうやら彼が権利を得たようです。
丸タワシで大きく気持ちよく!
空いた(乾いた)スペースにじゃんけんで勝ったもの順で自分の名前を書いていきます。
全員が大きく気持ちよく名前を書き上げました。
さて、お次は全紙に自分の好きな文字を書き上げていきます。
再びクジをひきなおして各々が
もうそれは、本当に好きな文字を書き上げます。遠慮無しです!
下書きをしたら、いよいよ清書です。
メンバー各々の個性が大爆発をおこします。「高知市展!」
第一弾が書き上がり、乾くのを待つ…前に動いてしまったので文字から枝が出ています。
でも、なんだかいい感じに墨が暴れていますね。
第二弾、もちろんクジをひきなおして道具を取り替えます。
それにしてもやっぱりフリーダム!
お昼休みになるまで納得がいくまで書き上げます。
御昼休みが終わると、先生がなにやら不思議なものが描かれた紙を持ってきました。
それはトンパ文字、でも何が書かれているのかさっぱりわかりません。
そこで先生が一つ一つその絵の意味を解説していきます。
ちなみにこの文字は『山』と『崎』ですって。
そうです、先生はメンバーそれぞれの名字をトンパ文字にして持ってきたのです。
トンパ文字になった自分の名字を模写する事になりました。
さて、彼らの名字は何でしょう、ブログを見ているアナタも考えてみてください。
文字なのか記号なのか…、とっても不思議ですね。
先生からでた最後の課題、それは「しりとり」。
書でしりとりをしていきます。文字や絵なんでもあり!
でも、最初の文字は、やっぱりこれでないと!
好きな文字が書ける言葉がまわってきて、とてもご機嫌です。
何周も何周もしりとりは続いていきます。
終了時間になった頃にはたくさんの『書』で埋め尽くされていました。
最後は感想を発表して、本日のアートルームは終了!
書き初めという事で、墨を使って和紙にたくさんの文字や絵、記号を書いた一日でしたが、黒一色といっても力加減や勢い等でいろんな表情を見る事ができ、皆にとってもとても刺激的なアートルームになったと思います。
それにしても、皆画材を使うのが本当に上手で、墨で衣類を汚したメンバーはゼロ!あんなに激しいアクションなのに不思議だと今になっても思います。(柴)
おまけ:楽々先生が彼を弟子に迎えました。東雲斎ほにゃらら、
さてどんな名前になるんでしょう。