〜画材と技術との出会い2014〜
3月アートルーム 「キャンディーキャンディー」
今回のアートルームのタイトルは「キャンディーキャンディー」
金髪の美少女が出てくる漫画?いえいえ、違います。
今回使う材料・道具たち。何やらおいしそうな予感…
文字通り、今回はキャンディーをつくります!
今回は男女2チームに分かれて何種類かのキャンディーをつくります。
女子チーム名「モンスター・ハイ」チーム
男子チーム名「スーパー戦隊」チーム
食べ物を扱うので、みんな手袋をしながら作業しますよ~。
まず最初はジュースでつくるグミキャンディー。
使う材料は、ジュース・砂糖・粉ゼラチンです。 まずは材料を計量します。
ジュースを240cc、耐熱容器にいれます。
ちなみに女子チームがオレンジ、男子チームはグレープ味。
下準備として、オリーブオイルをトレーにたらし、
塗り広げておきます。
下準備が完了したら、ジュースをレンジでチン!
ホカホカのグレープジュースが出来上がりました。
次に、粉ゼラチンを入れて
よ~くかき混ぜます。やけに真剣なまなざしの吉川くん。
よーく混ざると、
とろみが出てきます。
とろみがいい感じになったら、トレーへ流し込みます。
グミはこのまま冷蔵庫に入れ、冷え固まるのを待ちます!
グミキャンディーは一旦終了!
次は棒つきのべっこうあめ。
使う材料は砂糖・水・色付きシロップ・少量のお酢です。
さあ、あそこにべっこう飴に使うシロップがあります。
イチゴ味とメロン味をチームごとに選ぶのですが…みんな口を揃えて「イチゴ!!」
ここはレディファーストにするか…と決意を決めるスーパー戦隊チーム。
晴れてイチゴ味は女子チームのモンスター・ハイチームへ。よかったね!
またまた計量~。
今度は耐熱容器に砂糖と水を入れて…
またもレンジでチン!
砂糖がとけてふつふつとしたところで一旦取り出し、
シロップを数滴たらします。
お、色がついた~。もう一度レンジに戻し、30秒くらいチンします。
加熱が終わったら、お酢を少しだけ入れて、クッキングシートの上にたらして、固めます。
ちょっと色がかわりました?
固まる前の飴はとても熱いので注意!
最後に、棒をくっつけ、固まったらべっこうあめの完成!
こちらは男子チーム。メロン味の飴です。
メロンソーダの色のよう!よい感じに仕上がりました。
こちらも棒をつけ、完成!
つくりたての飴はとっても熱いですが、冷えるとすぐにカッチカチになります。
おかげでこんな、しっぽのついた飴も。
結構簡単にできるべっこうあめ、何度かチャレンジしてみることにしました。
2回目の女子チームはかなり濃い仕上がりです。
これまたお酢を入れた時に色が変わっていました。
男子チームはどうですか?またきれいなメロンソーダ色に…
ん!?抹茶のような、青汁のような濃い緑色になっていました。
なんだか木のようです。
次でべっこうあめはラスト、3回目。
女子チームは…
きれいなピンクのイチゴ色になりました!
最後の最後はこんなかたちで締めくくり。
男子チームのラストは…
やさし~い黄緑色!
女子チーム モンスターハイチーム。右から1回目、2回目、3回目。
男子チーム スーパー戦隊チーム。左上が1回目、下が2回目、右上が3回目。
同じ材料でも、シロップの分量と加熱の時間でかなり出来具合が変わりました。
実は、使われていた砂糖は二種類ありました。一つはグラニュー糖。
もう一つは上白糖。どちらも同じ砂糖ですが、精製の度合いが違っているため、性質が少し違います。
上白糖の方が、甘さが多く感じられ、焦げやすいという特徴があります。
おつぎはキャンディーキャンディーのラスト、ジャム入りの引き飴をつくります。
今回つくってきた中で、一番難易度が高いです!
引き飴は、空気を含ませながら練って、光沢を持たせた飴の事です。
さっきまでとは違い、溶かして固めるだけでなく、「練る」という作業が入ってきます。
いざ、スタート!まずは計量から。今回は水飴も使います!
お鍋に材料を入れます。
今回はレンジは使いません。
材料を火にかけて、フツフツしてくるのを待ちます。
まだかね~。
お、もう溶けてきちゅう!このフツフツとした泡が小さめになって、こげる前に火から下ろします。
あら、ちょっとだけべっこう色に。このぐらいは問題ありません。
少しだけ鍋を冷ましたら、練る作業にうつります。
まずは割り箸でグニャグニャ~と混ぜます。
空気を含ませながら、真ん中に集めるように練ってゆきます。
色が変わってまとまってきました!
手で取れるようになったら、素早く棒状にして、延ばしてたたむ、を繰り返します。
お、ツヤが出てきた!
しかしこの引き飴、思った以上に固まるのが早く…
ジャムを練り込む時にはもう時すでに遅し…飴は待ってくれませんでした。
飴は一口大に切って、完成!(…!)
※ブルーベリージャムです!!…
いいんです、味は間違いありません。
見た目は悪いけんど、、まあ、うまいからえいろう~
割り箸についた飴をなめるあけみさん。
出来た飴たちはラッピングして持って帰りましょう。
袋にいれて更にランクアップした感じに。
完成!
三角パックもなかなか、かわいいです。
これにてアートルームは終了、解散!…とあいさつしたあとに「グミ忘れちゅう!!」 ハッと気づくみんな。
一部メンバーは帰ってしまっていましたが、みんなでおいしく頂きました。
見た目は寒天っぽいけど、しっかりグミになっていました~!
今度こそ、ぜんぶできた!
グミは凝固剤(ゼラチン)で固まったり、水と砂糖が加熱で変化して飴状になったり。お菓子作りは化学反応です。
同じような材料でも、分量の配合を変えたり、加熱時間を変えてみたりすると大きな変化が出てきたりします。
意図せず起きた反応もまた、面白いものだと思います。
これにて今回のアートルームは終了!
次回のアートルームもよろしくお願いします。
⇒イベント情報はこちら