はじめに
トップページ >> イベント情報 >>アートキャンプ in しもなのかわ 2018

アートキャンプ2018トップ

寒天で型を作る

7時起床。今日も予定が目白押し。アート三昧の一日が始まりました。朝ごはんを済ませたら吉良さんの「寒天で型取りワークショップ」です。まずは寒天で型を作ります。コップにピーマンや電球をセットし、溶かした寒天を注ぎ、寒天を冷ませば型ができあがります。型の中に石膏を流し込むための口を作っておくのがポイント。口になる木片をピーマンに接着するのに一苦労しましたが、みんな何とかくっつきました。あとは寒天が固まるのを待つばかり。その間、休憩。ではありません。「野点ワークショップ」をやらなくては。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

吉良さんの説明をよく聞きます


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

こんな感じでピーマンをセット


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

寒天を溶かす二人


茶道は厳しくておいしい

野点の講師は吉川さん。駐車場にセッティングされた「鬼笑庵」に移動し、野点が始まりました。 客人をもてなす季節の草花を活けるところから。草花の見た目にも表と裏があるとの説明を聞きながら、メンバーの一人がためらうことなく花を活けました。お茶にはたくさんの決まりごとがあって、どれもゆるがせにできません。お茶請けのお菓子に浮つきながらも、緊張感がみなぎります。最初に吉川さんがお茶を点てて、それをいただいた人が次の人にお茶を点てて。「湯を汲む時に、椀を持たない」「茶筅は右手、左手は椀に添える」云々。お茶の世界は厳しいのです。味のほうは、ほとんどのメンバーが「おいしい」とのことでした。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

茶花を活けるときも真剣


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

いただく時は行儀よく


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

あぐらは許してくれました


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

背筋がしっかり伸びています


型取り完成

野点が終われば、ちょうど型取りの寒天が固まる頃です。固まった寒天に石膏を流し込み、しばし待てば、型取りの完成です。そろそろいい頃合い。慎重に型を外して、石膏でできたピーマンや電球を取り出した瞬間、「できてる!」「すごい!」の歓声が上がります。みんな嬉しそうな、不思議そうな表情でできあがった作品を眺めていました。これにて午前中のワークショップは終了。でもお昼にはまだ少し早い。「川で泳ぎたい人は、水着に着替えてきなさい」と上田さん。「やったー!」と急いで着替えるメンバーたち。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

うまくできたかドキドキ


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

ここで失敗は一大事


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

とても気に入ったようです


冷や水を浴びる

川の水は冷たいです。泳ぐ前にはしっかりと準備体操を。水着を忘れた人もいましたが、そこは仕方がありません。パンツで果敢に挑みました。しっかりと肩まで水に浸かった人も、寒くて足だけだった人も、今年の締めくくりの水遊びを満喫しました。寒さで唇の色が変わるころには、ちょうどお昼の時間です。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

忘れんぼうは誰でしょう


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

水かけ攻撃はやめて〜


妖怪はどこだ

午後からは「妖怪しもなーのお面作りワークショップ」です。講師の織田さんによると、しもなの郷には古くからしもなーという妖怪がいるとのこと。でもどんな妖怪かあまり知られていないのだそう。みんなでしもなーがどんな妖怪なのか想像して、お面を作ってみよう。
誰が作ったしもなーが一番素晴らしいか、後ほど「しもなーグランプリ」で決定します。しかも3位まで賞品があるらしい。みんな張り切って作ります。画用紙に目、鼻、口を描いて、はさみで切り取り、大きな袋に貼り付けます。髪の毛は新聞紙で。袋をすっぽり被れば、一人前の妖怪しもなーの完成です。さて、映えあるグランプリは誰の手に。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

妖怪しもなーの存在は初耳


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

かわいい形に切れました


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

丁寧に塗らなければ


坂道は険しくとも

ワークショップが終わってから夕食までの空き時間、「吾川スカイパークに行こうか」「中津渓谷の喫茶店がいいんじゃない?」。上田さんと中林さんの相談の結果、ふた手に分かれて出かけることになりました。疲れた人は部屋で休憩。カメラマンはスカイパークに同行。昔はスキー場だったそうですが、今はパラグライダーやキャンプをするための公園になっています。さすがに広い。予想以上に傾斜がすごい。うっかり登ったらすごく足が疲れました。それでも、端から端まで走った人あり。がんばりました。
しもなの郷に帰ると、この日の晩ごはんはカレーライス。ハードなスケジュールをこなしたメンバーは、いつにも増してよく食べます。おかわり続出で、ルー不足。食べ過ぎ注意です。この後、「しもなーグランプリ」と「くらやみ探検」が残っています。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

きれいな山が見えました


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

本当にたくさん歩いたので


しもなー集合

お風呂も終わってすっきりしたところで「しもなーグランプリ」が開催されました。14匹のしもなーが集合し、1匹ずつ鳴き声を披露。この鳴き声も審査の対象となります。中には恥ずかしがり屋のしもなーもいましたが、「鳴き声がなければ審査の対象外」という審査委員長の厳しい一言に、恥をしのんで声を出します。全員の鳴き声が聞こえたところで、審査終了。結果を待たず「くらやみ探検」に出発します。もちろんしもなーのお面は脱いで。
探検用のあんどんは、上田さんがメンバーと一緒に作ったもの。ろうそくを使った本格派です。田舎の道は暗い。真っ暗な森の奥に慄きながらも、ろうそくの明かりを頼りに歩を進め、探検します。ゴールに着いたところでろうそくの火を消し暗闇に。星がきれいだと声が聞こえました。そして探検から戻ってくるとグランプリの結果が発表され、3人の受賞者が決定しました。賞品はお菓子です。よかったですね。でも選ばれなかった人は悲しそう。来年はもっと賞を増やさねば、との内緒話があったのでした。さすがに今日はみんなくたびれたはず。


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

暗闇に浮かぶ二人


アートキャンプ2018:「2日め 9月16日」

受賞者3名は誰でしょう





⇒3日目へ